日常生活において慢性的なストレスを感じている方はとても多いと思います。気分がすぐれない、心が重たく苦しい、やる気が出ない、何となく不安だ…悩んでいてもなかなか解消できませんよね。
さらにストレスは自律神経にも影響し、頭痛や眩暈、肩こり、食欲不振や睡眠障害など様々な不定愁訴の原因になります。
鍼灸治療は身体の緊張緩和や血流改善を促進し、リラックス効果を得ることで、自律神経の調整にアプローチします。
また、現在、他の病気で通院中、治療中の方もお気軽にご相談ください。現在の病状をよく把握した上、ひとりひとりに合わせた治療をご提供できるよう心掛けています。
鍼灸といえば肩こりや腰痛など身体の痛みを和らげる効果が一般的に知られていますが、他にも様々な疾患や症状に効果を発揮します。(~こんな症状に~参照)
その中でも鍼灸のリラックス効果は、ストレスケアにとても有効で、個人差はありますが施術後に身体が軽くなり気分もスッキリとした感覚を得られると思います。
鍼はちょっと苦手、という方には“接触鍼”という方法があります。文字通り鍼を皮膚上のツボに接触する(鍼先を当てる)施術方法で、いわば“刺さずに治す鍼”です。
他にもローラー鍼やテイ鍼といった皮膚表面を刺激する治療法もあります。小児にも使用するとてもやさしい鍼です。
これらは東洋医学の伝統的な手法であり、刺さなくても十分に効果があります。
是非、ご相談ください。
鍼や灸の刺激に対する感受性は個人差があります。少しの刺激で充分な効果がある人も少なくありません。鍼を入れる深さや時間、鍼の本数や太さなどを調節し、患者さんの身体の負担をできるだけ少なくします。基本的には皮膚に表れた反応を標的にしますので、鍼を浅く入れる方法が中心となります。また、お灸の場合は知熱灸(暖かさを感じる程度のお灸)を行いますので、熱くなく安全にお灸を受けていただけます。
また当然ながら人の身体はそれぞれ違います。「この症状にはこのツボ」のような決まった施術ではなく、患者さんひとりひとり、その日の状態を丁寧に診ながら施術してゆきます。