第15回東北訪問に参加しました。石巻で予定されていたイベント「にょっきりフェスタ」が雨天のため中止となり、かなりショートな活動となりましたが、天気も大荒れせず、道中無事に終えることができました。今回も受け入れてくださった皆さんに感謝します。ありがとうございました。
震災から5年半が経った現在、以前仮設住宅での生活を強いられている被災者は多いものの、徐々に仮設住宅から災害公営住宅などに移って行く人々が増えているようです。
今回訪れた南三陸町の入谷仮説福祉住宅でも以前より利用者が減っているように感じました。
そんな中、南三陸町や気仙沼市などでは異常とも言える高齢化が進んでいるようです。
メディアなどで様々報道されていますが、被災者の中でも若い家族は仕事や教育の充実した都市部に移住したり、また避難先にもう5年以上住んでいるので生活のベースができてしまい、そのままその土地に根を下ろして元の被災地に戻って来ないとか。
仕方がないと言えばそうですが、何とも心苦しいですね。
高齢者の中には一人暮らしの方も多いと聞きます。孤独死や精神疾患を防ぐためにも新たなコミュニティ作りが重要だと言います。昔ながらの開けた日本家屋とは違い、集合住宅型の災害公営住宅ではコミュニティを作って行くにはそれなりに難しいとか。それでも現地のおじいちゃんおばあちゃんが率先して、みんなが集まりやすいように集会所を工夫したり、お茶会などを開いたりと努力されてるようです。
福島の原発被害のことも合わせて考えると、こんなにも多くの難しい問題が後を引くなんて、、、、、あの震災は本当に大きく重いものなんだと感じています。