むちうち症(むちうち後遺症)

主に交通事故で起こることが多いですよね。

他にはスポーツ障害や作業中の事故などでも。

 

名前の由来ですが、

 

  頭部が鞭(むち)の動きのように前後に過度の屈伸をし、

  首の組織に損傷を生じたためにおこる症状。(デジタル大辞泉より)

 

だそうです。「ムチで打たれたような痛い症状」ではありませんよ。

(恥ずかしながら私もよく知りませんでした。)

 

それで厄介なのが、症状が痛みだけでなく頭痛や吐き気、手のしびれなど

多様であるということ、そして症状が大変長引く場合があるということ。

これは頸部には重要な神経や血管が多く通っていて、

さらに頭部の様々な動きや姿勢保持に対応すべくたくさんの細かい筋肉や

じん帯が存在し、とても複雑な構造になっているということです。

つまり原因が特定しにくい…

 

鍼灸治療ではまず首や肩の張りや硬結(硬くなっている部分)を和らげ、

痛みを軽減し、全体の血流や循環を改善することで

患部を治り易い環境を整えてゆきます。